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さて休憩終わりまして、稽古に入っていきます。このあたりから、一見するだけでは全く何のことか解らなくなってきます。。。ご覧になっている皆さんはさることながら、《橙：実は解説係の私もたまにサッパリ…》。

《桃：★０ 実験の準備からやるよー。ジャズ、明り、》

はい、「《緑：第０(ゼロ)章　実験の準備》」の稽古開始です。この「第０章」の幕開けは、雰囲気を切り替えるのをねらってか「《緑：突然、朝なジャズ》」（脚本のト書きから抜粋）から始まります。ジャズが流れ、明かりが点き、跡部役・《青：渡辺》の一人台詞が始まるのです。実際の上演時、この時ワタクシ・《青：矢野》は舞台上での着替えが間に合っていなく、手袋をどのタイミングでつけられるかしら・次の暗転で何とかなるかしら、と頭の中がフル回転だったので、実際ジャズが流れたか記憶にないんですよね〜。

《桃：★P14、笑顔で〜目線をさだめて　あと足》

第０章は跡部の一人台詞で構成されていましたので、この「笑顔で」「目線をさだめて」「あと足」というダメ出しは全て《青：渡辺》に向けられたモノです。最初の2つは想像が付きますね、大体。最後の「あと足」ってのと奇妙な図解…。実は《青：渡辺》くん、足を閉じてキッチリ立つ癖がありました。とっても彼らしくって、その癖自体は憎めないんですが。跡部という役をするにあたり、お上品に見えてしまう傾向にあったため「《橙：頑張って足を開いて立つように》」という指示が出ておりました。そこの所を《青：川上》が強く意識して図解までしてくれたのですね。

《桃：★次はi 首都…やるよー。》

これは「《緑：第1章　首都を目指すのは田舎者ばかり》」の事です。第０章はパパッと終了して、次へ次へ進んでってますね。

《桃：★ピンク人面石が！！》

すいません…。もう不可解きわまりないですね。。。こちらは第1章の中でＧＭ役・《青：門司真理菜》嬢のセリフの一部です。というか実は《青：真理菜》嬢の自作です。ＧＭが宮津を呼びつける際に、脚本上では「《緑：おい、そこの○○！》」となっていました。「好きなこと考えて言ってください」と演出から託された《青：真理菜》嬢は「《橙：おい、そこのピンク人面石！！》」と叫んだのです！稽古も、舞台に立っているという前提ですので笑ったりしちゃ駄目なんですけど、この時はその変さと勢いに負けて吹き出してしまいました、私…。

《桃：★P20「正解はこちら〜」の所…きれいに時間を使って…》

公演10日前のこの頃、動きなども細かいところまで指示が出るようになってきます。1周回ってみたり、一生懸命ダンスしてみたり、走り回ってみたり。。。ちなみに「口のとうじょう」の「口」とはＧＭのことで、第１章では「《緑：口》」という名前をつけられていました。他のシーンでは「《緑：耳》」とか「《緑：鼻》」とか「《緑：目》」とか…。