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またまた引き続き、というかまだ続いていた「《赤：ピカーン》」のお話。個人的には本当も嘘も言いよどみも言葉不足も全部がある今の人間のコミュニケーション能力くらいがちょうど良くて好きですが、社会的生き物である以上、確かに何がどうなっても悩みは尽きないことでしょう。

などと格好良くまとめていたら、《橙：当人の妄想はいつの間にか物欲に走っている》ようで。あ、鎌倉行きたいのね。あ、飛行機ダメなのね･･･見るのはいいのか。見るのもイヤって言われたらさすがに何があったのか問いただしますが。

かくして無事、時計の電池も交換された頃合いとなり、《橙：矢野も現世に戻って参りました》。はい、衣装さがしのほうもよろしく。

そして再び稽古場のほうへ戻って参りました。

《桃：★4/12今日のけいこを始めます。》

よくよく見ると筆跡を偽装したような妙な字を書くね、川上君。そういえばちょっとだけダイハードのハンス・グルーバーに似てるね、川上君。本日もどうぞよろしく。

《桃：★今日は、いしょうさんが来ています。》

はい、本番も10日後に控えた頃。役者の周りの制作業務も着々と進行しています。ぶっちゃけると着々とではなかったですが、まぁそこはそれ。

今回、衣装の《青：佐賀さん》との話し合いから、登場人物のうち人間３人の衣装に関しては「《橙：近未来ながら少々古めの大正浪漫》」というテーマで進行していました。《緑：舞台設定は2009年》(および2000年代)でしたが、《橙：登場する人間３人のポリシー的な古くささ、懐かしさ》を出してゆこうという思惑。簡単に言うと、近未来を舞台にした昼ドラ的な人物配置をしたかったと･･･そこまでは話し合っていませんが、そんな感じでした。ただのコスプレじゃなかったのです。ちなみに人間以外のもう一匹については前述のとおり。

衣装さんは、上に書いたような「テーマ」だけではなく《橙：実際の役者の体格や表情や動き》の癖など諸々を総合して最終的にデザイン〜現物の衣装を作成してゆきます。ですのでこうして、時折稽古に顔を出しては観察してゆくというわけです。

《桃：★０の実験の準備から》

というわけで本日はお話の最初、どろどろのオープニングが終わって渡辺のワンマンショーとなる「《緑：第〇場 実験の準備》」からスタート。

《緑：レディー、エーン、ジェントルマンもどき！》