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手帳の中身はなんだろね

劇場へ足を運んでいただいたお客様はもしかしたらご記憶かもしれませんが、本作で先輩記者であった『宮津』が、『砦真理』との密会の際に小道具として持っていた黒い手帳････ここではその中身を公開してゆこうかと思います。

この手帳、元々は小道具として新たに用意したもので、当然中身も真っ白なものだったのですが、演出的リアリティを無駄に追求するために「何でもいいから八割くらい埋めて」と側にいた新人川上君に託したのが事の始まり。。

もう無法地帯

当初は「落書きでもしておいてくれればいいや」という程度だったのが、この新人川上君が稽古時間中にことのほか熱心に稽古の様子を書き留めてくれたもので、それがあまりにリアルタイミーに書き殴られていたので「これは最早『裏稽古日誌』と呼ぶべきものだ」ということで、上演の終了した今、ここに公表するに至りました。

ちなみに･･･この手帳にはほかにも今回の共演者など複数名が勝手気ままに書いています。そうしたページもたまに登場しますが、基本的に大部分は件の新人川上君の手によるものです。

この度、悪の親玉『嶌田賽河』として映像出演した彼、基本的に稽古中はいつも部屋の隅っこで本編の稽古を熱心に眺めていましたので、逆に言うと今回最も客観的に稽古を観察していた人物といえます。

たくさんあるんだよ

手帳の中身、冒頭の「年間スケジュール」ページから本体の「デイリーメモ」ページまでやたらと書いてもらっています。「年間スケジュール」ページは矢野が書いたものですが、こちらは稽古期間中の当人の心の叫びのようなものが記されています。「デイリーメモ」のほうは上記の通り、基本的に川上が稽古の様子を書いていますが、そうでないものもの若干出てきます。

順番に公開して参りますので、乞うご期待。